涙、
光が、
今、未来の唄
奏でていた気がしたんだ
零れてしまうけれど

遅いよ

気づけばまたこの季節だった
寂しい花が咲いて、
列を作っていた
終わること、
巡ることすら、
気づけないのなら
優しく見送ろう

揺れる姿に
影法師を見た
悲しみはただ流れゆく
訳もなくただ流れゆく

春の日射しに殺された訳ではないのなら
ねえ、
あてもない日々に宛てる唄を今歌いましょう
ただ未だ新しい季節の中で泣きたいのなら
そう、
あなたの居るべき場所はここじゃないと伝えるから、
聞いて

ずっと枯れる気配のない
向日葵の群れと
チェックの柄で踊っている
彼女を見た

話さないで君は廻っている
モノクロの景色が色付いてゆくまで
日傘なんて差さなくていいのに
遊ぶように振り向いて

ふと見せたその微笑に
何を感じた？
もう僕には解らない
ずっと前のこと

きっと元には戻れない
予感をしていた
どうして僕らはここにいる？
ずっと前のこと

赤い花 紫色の花
君の眼に連なって映った
舟は揺れ 彼岸に向かっている
「仕事なら山積みの状態さ」

君はただ投げやっている
呑気な顔で
ずっと話していたいんだ
「気の済むまで」

その優しさに出会いたかったんだ
生まれてから死ぬまでの間に
はぐらかされてしまってもいいからさ
確かな想い
今だけ伝えたい

寂しい花 独りで歌ってた
愛の歌 独りで歌ってた

平気なふりをして
君は振りまく いつも
鈴蘭の花が今も咲いてる意味を

その躰の奥にある
純真無垢な心は
どんな毒にも染まらない
君の毒にすら
ねぇ

全てが形作られたとして
いつか壊したいと願うのならば
この世界を愛してみて
それだけで少し楽になって
きっと何かが叶う日がやって来るんだよ
だからその想いを照らして

innocent doll, innocent girl

僕と君を隔てる
どうしようもない違いが
今もまだそこにあって
君は泣いていたね

孤独な少女にもう戻らないで
目に見える景色を愛で続けないで
ありのまま息してみて
分かり合えない痛みにだって
君の願う未来が隠れているんだよ
勇気を今出すのさ

全てが形作られたとして
いつか壊したいと願うのならば
この世界を愛してみて
それだけで少し楽になって
きっと何かが叶う日がやって来るんだよ
だからその想いを照らして

innocent doll, innocent girl

「探していたのはどの花？」
時の進まないそんな君が居た
枯れた花びらのような
未来のない僕は傍に立っていた

正しくない事ばかりが
いつも君の夢を奪っているんだ
素肌透かしたナイフは
白い光をただ纏っているのか

それでも僕だけ探していたのさ
確かな祈り
最低な今日を裏返してみる
何も無いのに

それでも僕だけ探していたのさ
確かな祈り
最低な今日を裏返してみる
何も無いのにね

流れる景色
それはどうして僕を導く？
心地よい風
吹き抜けて心揺れる

曖昧なんだ 何もかも
君は一体誰なの？と
聞こうとしたその瞬間に
辿り着いた

花めく彼岸の先で僕は
夢の正体に気づく
幻想はいつも心の中で
確かな光を見せた

ところで君が伝え残した言葉たちは
厳しくてそれでいてきっと優しかった

曖昧な唄、歌っている
永遠の中、生きるような
ずっと、ずっと、
忘れないでいたいから

花めく彼岸の先で僕は
夢の正体に気づく
幻想はいつも心の中で
確かな光を見せた

いつかはこの痛みも忘れて
あなたに別れを告げる
それでも僕ら出会うのでしょう
確かな想いと共に

そして物語はもう
終わりを告げて消えゆく
さよなら、きっと巡り会う
遠い春に姿変えては
花を眺めるだろう

今、溢れ出す
とめどない悲しみたちが
光になって
優しさに変わるよ

微笑みのその先には
何が待っているのだろうか
涙はもう意味がないよ
振り向けない日々の中では

いつか日々が怖くなった
そんな時が来るなら前を見てよ
咲けない花のままだって
きっと光を浴びて強くなれるさ

確かな痛み 胸の奥響く
それはどこかから
貰ったものなのでしょう

Howdy!
君はどうしてる？
今もこの歌声が聴こえますか？
明日すらも見えないまま
だけどそれでもずっと生きていくよ

いつか日々が怖くなった
そんな時が来るなら前を見てよ
咲けない花のままだって
きっと光を浴びて強くなれるさ