粉雪舞う季節に
すれ違ったその時が
永い冬の始まり、だよね？

明日に全部解けるなら
すぐに居なくなるよと
悲しそうな顔をした

そんな春なんか要らない！

氷点下の中
ほとばしる氷雪と
終わるまで戯れている
薄紫色の花
冬よずっといつまでも
続かないというのなら
せめてこの時間だけ永遠に
ねぇ 留めていて

行かないで 行かないで 行かないでよ
行かないで 行かないで
冬の日の冷たさだけで

氷点下の中
ほとばしる氷雪と
終わるまで戯れている
薄紫色の花
冬よずっといつまでも
続かないというのなら
せめてこの時間だけ永遠に
ねぇ 留めていて

さよならなんてさ言わないでよ
さよならなんてさ言わないで

空っぽな僕と比べ
小さいようで強い
その手を引いてしまえば
確かに感じれるよ
温かい血の流れを
二度ともう離したくない

だって
もうここにはいられないと
僕は知ってる
今までの罪と罰を
忘れられないから

なけなしの春はまだここには来ない
あの場所で猫が鳴くまで

la la la la…

触れてみたい
あなたが覚えてなくても
古い関係は
どうしようもなく続くのでしょう

紅い夢を見る
時々怖くて
だけど逃げられない
七色の魔法でも
それは囁いて
壊してきそうで
戻れないことだけ
思い知らせてくる

悲しい光
射し込んで始まりを告げる
そして愛は
もう届かない場所にあった

紅い夢を見る
時々怖くて
だけど逃げられない
七色の魔法でも
それは囁いて
壊してきそうで
戻れないことだけ
思い知らせてくる

正しい未来
あなたの横顔を見てた
そして夜は
いつものようにやってくるのでしょう

そこで何故か目が覚めた
春が来るのをずっと待っていた

いつか君が僕の前で聴かせてくれた
あの響きを覚えている

だけどさ 思い出は
幻想の中で終わっていくね
ねぇルナサ、鳴らしてよ
騒ぎ出した心

ただ弾いている
観ている
知っている

魂が知っている
震えてる
｢聴こえてるかい？｣

ねえ ただ こういう日がさ
ずっと続けばいいと願ったら
ああ 怒られた
生真面目な君に

けどルナサ、思い出は
いつまでも残ると信じてるから
今はただ
その心を聴かせて

春が来てくれるまで

とにかく冬は続いた
身体が冷えていく中
春はそう、回って右の方です
なんて言って
それでもいつか咲いてくる
桜の木に嘆いてしまう前に
やり残したことを思い出そうか

いつでも笑っていて
それだけが祈りだから
見上げた空と君の青さで
僕だけ泣きそうになる

それでも笑っていて
忘れないでいるから
なんて言い張って強がるけれど
あなたも泣きそうになる

最後には白い息で
硝子に模様を描いて
この季節とはさよなら
この季節とはさよなら

最後には白い息で
硝子に模様を描いて
この季節とはさよなら
この季節とはさよなら